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パソコンでDVDをファイナライズするなら編集ソフトを使おう

2022-01-04 / Hanagi

パソコンで記録したDVDを視聴しようとしたら、なぜか再生できない場合があります。再生できないのは様々な要因がありますが、その中で最も多いのがファイナライズをしていないために再生できないのが原因です。そこで手軽にパソコンで記録したDVDを楽しむために、この記事ではファイナライズの概要とパソコンでのやりかたを紹介します。

目次:

ファイナライズとは?

ファイナライズとは、追記禁止処理、読み取り専用ディスク作成を意味しており、書き込みが可能なDVDディスクにダビングや録画をした後で行う作業です。パソコンで動画などを編集した際にもファイナライズ処理は必要ですが、オーサリングソフトを使って編集からDVDの書き出しまで行った場合には、自動的にファイナライズされるのであまり意識することはないでしょう。

ただし、DVDデッキなどで容量いっぱいになるまで追録している場合には、最終的にファイナライズ処理が必要です。

ファイナライズされていないDVDは、容量があれば追記できる状態になっています。例えば、およそ2時間の録画が可能な4.7GBのディスクの場合、30分ダビングをしたら残り1時間30分程度容量が余ることになります。すぐにダビングしたい動画が用意できない場合、30分のダビングを終えた状態で作業を終了し、動画が用意できたら追加でダビングしていくのが一般的です。このように複数回に分けて追録した結果、これ以上ダビングができないという状態になったらファイナライズ処理を行いましょう。

ファイナライズはどのディスクでも必要なわけではありません。一度しか書き込みができないDVD-RやDVD+Rは必要に応じてファイナライズを行いますが、1000回程度書き込みが可能なDVD-RWやDVD+RWは通常自動的にファイナライズが行われます。ただし、上書きが可能なので追記したい場合にはファイナライズが自動的に解除され、容量がある限りファイナライズしながら追記が可能な状態です。

なお、ファイナライズが必要なのはDVDのみで、CDやブルーレイディスクには必要ありません。

DVDファイナライズが必要な理由

画像引用元:https://prius.hitachi.co.jp/

ファイナライズが必要になるのは、DVDの書き込みや編集をした機器以外の機器で再生したい時です。

ファイナライズされていない状態のDVDは、編集作業をしている機器での再生や追録が可能ですが、他の機器では読み取れないことがあります。これはファイナライズされていないDVD内で他の機種用にデータを整理していないために起こる現象で、ファイナライズで必要な情報を追加・整理することにより、他の機種でも再生できるようになります。

ファイナライズは、DVDの容量が一杯になったときには必ず行うようにしましょう。他の人に渡す場合はもちろん、自分で保管しておく場合でも、作業を行った機器が故障した時は編集や再生ができなくなるからです。もちろん、他の機器でダビングしているデータの再編集や追録などを行うこともできませんので、DVDそのものが使えなくなるだけでなく、中におさめられているデータも使用できなくなる可能性が高くなります。

このような事情から、人に渡すなど他機種で再生する必要性が生じたとき、空き容量がほとんどなくなったときにはファイナライズが必要です。

ファイナライズとフォーマットの違い

ファイナライズと同じような技術で、加工する方法にフォーマットという方法です。どちらも他社製品を使っても再生できるようにするまでは同じですが、この2つの技術には明確な違いがあります。

フォーマットは、初めて記録するDVDを加工して、他社製品を使っても再生できるようにするのが目的です。

企業同士で記録方式が違うため、再生をするためには同じ企業を選択するもしくは技術提供を受けている企業を選択する必要があります。そこでフォーマットは何も入っていない状態のDVDに対して、あらかじめほかの企業の解析機器でも読み取れるように専用の溝を掘ります。その専用の溝をあらかじめ掘っておくことによって、他社製品の解析機器でも再生することが可能な状態にするのがフォーマットです。

実はファイナライズは後付けの技術であり、先に生まれたのがフォーマットです。フォーマットをすることで他社製品を使っても再生できますが、その弱点として加工の性質上においてすでに記録されたデータが入った状態でフォーマットをすると大切な情報が破損して使えなくなるもしくは機器が自動で消去してしまいます。

他社製品でも再生できるようにするために必要とはいえ、フォーマットをするためにデータが入っているかどうかを一々確認するのはとても不便です。そこで確認作業の手間を省くことそして知らずにデータを消失するような事態をなくす目的で、記録後でも再生できるように作り上げられたのがファイナライズです。

ファイナライズの方法

ファイナライズ処理は、ダビングや録画を行っているメーカーのレコーダーかパソコンで行います。基本的には、編集や録画などを行った機器でファイナライズまで完了します。

#レコーダーを使ったファイナライズの方法

レコーダーによるファイナライズ処理方法はメーカーや機種によって異なりますので、説明書などを確認しましょう。機能やメニューなどの画面でDVD関連の処理の選択肢を探すと、ファイナライズが選べるようになっていることが多いです。機種によってはダビングをするときにファイナライズをするかどうかを聞かれることがありますし、ディスクの全容量を一度に消費する場合には、自動でファイナライズが行われる機種もあります。

ファイナライズ作業は機種によっては数十分単位で時間がかかることがあります。作業中はできるだけ他の操作をしないようにしましょう。

ファイナライズを終えた後のディスクは、見ただけでは違いが分かりません。他の機器で再生できるか確認しておいた方が無難です。

#Windows10でファイナライズする方法

パソコンで編集したDVDの場合、オーサリングソフトや書き込みソフトを使えば自動的にファイナライズされることがほとんどです。一方、ファイナライズされていないディスクをファイナライズ処理のみ行いたい場合には、専用のソフトを使う必要があります。例えば、ReadDVDRというフリーソフトを使えば他機種で編集したDVDのファイナライズ処理も可能です。パソコンで読み込むことができないDVDでもデータを抽出できますので、読み込みを諦めていたディスクを試しても良いでしょう。

このソフトはDVDをドライブに入れてソフトを起動し、「チェックDisc」をクリックすると、抽出可能なIFOとVOBファイルが抽出されます。これを新しいDVDに焼くことでファイナライズ処理された状態になり、他の機器で再生できるようになります。

#PowerDVD2Goでファイナライズする方法

パソコンでファイナライズができる編集ソフトは様々な種類がありますが、今回はサイバーリンクから発売されている「PowerDVD2Go」で紹介します。サイバーリンクは台湾に本社を置くコンピュータおよびソフトウェア会社で、その主力商品がPowerシリーズです。その特徴としてファイナライズを含めて、PowerDVDには最先端の動画編集機能が搭載されています。そして初心者でも扱いやすいように、PowerDVDには初心者専用の編集機能が搭載されているので使いやすいソフトになっています。

PowerDVDでDVDをファイナライズする手順:

1. パソコンにファイナライズをしたいDVDを挿入したらPowerProducerを起動します。

2. PowerProducerを成功したら、「スタート」画面にあるディスクユーティリティを選択します。

3. ディスクユーティリティを選択すると、その中に「ファイナライズの実行と解除」という項目があるので実行にチェックを入れて「OK」を押すと開始されます。

4. ファイナライズが完了したらデータを保存して、所有しているパソコンとは別の企業のパソコンで再生ができたら完了です。

Windows10でDVDファイナライズができるフリーソフトを10個紹介

DVDをファイナライズができるソフトはたくさんありますが、その中からWindows10で利用できるおすすめのフリーソフトを10個ほど紹介します。

[email protected] ISO Burner

DVDやBlu-rayといったすべてのディスクに書き込む機能があるだけでなく、データとの誤差やシャットダウン機能があるので便利です。

#BurnAware Free

即時削除機能がついており、データを保存したら設定することで容量を確保しやすいです。

#ImgBurn

すべてのディスクに対応しているだけでなく、テストモードや容量を超えた分を調節してくれるオーバーバーンなど機能が多彩です。

#CDBurnerXP

記録したDVDを探しやすいように、カバー印刷機能がついています。

#DeepBurner Free

DVDを焼くときに、作品の名称を記録することができます。

#B's Recorder

フリーソフトでありながら、データディスクの作成やコピーそしてリッピングなど様々な機能が搭載されています。

#Astroburn Lite

書き込み速度を調節できるので、品質重視か大量生産重視にすぐに切り替えることができます。

#StarBurn

外部にデータを漏らしたくないときに、完全消去モードがあるので外部に漏れる心配がないです。

# Filmora

数多くの機能を有していながら、初心者でも扱いやすいように工夫されています。

[email protected] DVD Eraser

このソフトにも完全消去モードがあるので、大切なデータを外部に漏れる心配がないです。

ファイナライズする際の注意点

ファイナライズをしなければ他の機器で再生することが困難ですが、処理する前にいくつか注意しておくべき点があります。

#読み取り専用ディスクになる

DVD-RWなどの例外を除き、ファイナライズしたDVDは追記不可能な読み取り専用ディスクになります。一度ファイナライズしてしまえば解除できなくなりますので、残容量には注意しましょう。

個人で管理する場合には、容量ギリギリまで録画をしてからファイナライズをした方が効率的です。ただ、第三者に渡す場合には残容量に関係なく、ファイナライズしなければなりません。あまり容量のない動画等をDVDに焼く場合には、2層式などのディスクではなく、4.7gBのDVDを使うと良いでしょう。

#ファイナライズ処理中は中断しない

ファイナライズ処理には時間がかかることもありますが、作業を中断してから再開できるとは限りません。特にレコーダーでファイナライズをする場合には、途中で作業がとまらないように他の処理を行わないようにしましょう。中断したいがために電源を抜くなどの行為も厳禁で、ファイナライズ中に強制的に作業を中断した場合、録画したデータそのものが破損して再生も抽出もできなくなる可能性が高いです。

#ファイナライズしても再生できないデータもある

特にパソコンで編集したDVDによく見られる現象ですが、ファイナライズをしたにもかかわらずほかのプレイヤーやパソコンで見ることができないというトラブルがあります。これは、ファイナライズ作業が失敗した可能性もありますが、そもそもプレイヤーに対応していないデータ形式になっている可能性もあるため、注意が必要です。

DVDプレイヤーで再生できるファイル形式はDVD-Videoですが、パソコン上では動画ファイルとしてAVIやMP4など様々な形式が扱えるようになっています。これをそのままダビングしてファイナライズしても、対応ソフトを入れていないパソコンや一般のDVDプレイヤーでは再生できませんので、DVD-Video形式に変換してから書き込みができるオーサリングソフトを使用しましょう。

再書き込みをしたいならDVD-RWもしくはDVD-RAMを利用するとよい

DVDに記録する際に、映像作品として配布したい場合など内容を追加する必要性が生まれます。もしファイナライズをした後も内容を追加したい場合には、記録する媒体においてDVD-RWもしくはDVD-RAMを利用することです。このDVD-RWもしくはDVD-RAMは、ビデオカセットのように上書きができるように制作されたDVDになります。このDVD-RWもしくはDVD-RAMを利用することで、ファイナライズをした後も編集ソフトを使って解除すれば再び編集することが可能です。