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MediaInfoのダウンロード・インストール、設定と使い方を詳しく解説!

2021-11-27 / Hanagi

MediaInfoで動画が再生できない原因を見つけよう

動画を再生するときに、見られなかったり、音がずれたり、映像の動きが変だったりなど普通に再生できないことがあります。原因の一つとして、その動画が特別な方法で圧縮されていることが考えられます。

動画ファイルは容量が大きくなるので、「コーデック」と言われる圧縮伸張プログラムを使いファイルサイズを小さくしてあることがほとんどです。

MediaInfo

画像出典:https://ryu-ku.net/

圧縮はファイルサイズを小さくする処理。
伸張は圧縮されたファイルを元通りに伸ばす処理。
この圧縮と伸張には同じコーデックを使うことが必要になります。

αというコーデックで圧縮されたファイルは同じαというコーデックでしか伸張できないので、動画を再生しようとしたPCなどにαがインストールされていない場合は再生ができないのです。

「どのコーデックが使われたのか」は、動画ファイルの「プロパティ」では確認できない情報なのです。

そこで活用したいのが「コーデックチェッカー」と呼ばれる技術情報解析ソフト。

どのコーデックが圧縮に使われたかを知り、同じコーデックをインストールして使うことで動画再生を可能にできるはずです。

家庭用のビデオカメラが普及し、YouTubeなどの動画配信も身近なものとなり、動画編集が特別な作業ではなくなってきています。コーデックチェッカーは動画編集の際に起こる音ズレ、画像ズレ、音割れなどのトラブル解決にも役立てることができます。

ここでは、日本語対応で多くの人に利用されている無料コーデックチェッカーの「MediaInfo」をご紹介します。Windows用、MacOS用などがあります。

MediaInfo

MediaInfoとは?

MediaInfoとは、無料のコーデック解析ソフト(技術情報解析ソフト、コーデックチェッカーとも言われます)で、動画や音楽などメディアファイルのファイル情報・メタデータ(本体データの付帯情報のデータ)を表示できるソフトウェアです。

MediaInfo

ビデオ: MKV、AVI、MP4 、OGM、ASF 、WMV 、 FLV 、F4V 、 M4V 、MKS、 WEBM、MPG 、MP2 、 MPV 、QT、MOV、RM、 RMVB 、DVD (VOB)、 M2TS...
(コーデック: DivX, XviD, MSMPEG4, ASP, H.264/AVC, H.265/HEVC, FFV1...)
オーディオ: OGG、MP3、 WAV、RA、AC3、DTS、AAC、M4A、AU、AIFF...
字幕: SRT、SSA、ASS、SAMI..

など多くのフォーマットに対応しています。

MediaInfoで表示されるファイル情報には次のようなものがあります。

・ファイル名
・ビットレート
・オーバルビットレート
・ビットレートモード(CBR or VBR)
・圧縮に使用したエンコーダ
・フォーマット
・プロファイル
・コーデック
・ながさ(時間)
・幅・高さ(画面サイズ)
・解像度(アスペクト比)
・フレームレート
・フレームレートモード(CFR or VFR)
・スキャンの種類(プログレッシブorインターレース)
・チャンネル
・サンプルレート(サンプリングレート)
・字幕の言語
など。

注:動画の種類によって表示されない項目あり

MediaInfoの機能は、ファイルの技術情報表示のほかに次のものがあります。

・情報のエクスポート
・表示形式の変更(8種類。カスタマイズ設定も可能)
・PCにインストール済のコーデックの表示

MediaInfoをダウンロード・インストールする方法

ダウンロードは公式サイトやソフトウェア紹介サイト(窓の杜、k本的に無料ソフト フリーソフトなど)からダウンロードできます。

公式サイト:https://mediaarea.net/ja/MediaInfo
窓の杜:https://forest.watch.impress.co.jp/library/software/mediainfo/

どのソフトウェアをダウンロード&インストールするときにも必要となることですが、OSなど使用環境を確認してから、対応したソフトウェアをダウンロードするようにしましょう。

公式サイトでは、「ダウンロード」ボタンをクリックします。横の▼をクリックすると、Android、Linuxなど使用OSなどを選択できるようになっています。使用するOS、バージョンを選んでダウンロードします。

MediaInfo

「MediaInfo Mac」で検索すると、Mac AppStoreでも見つかりますが、こちらでは有料(¥120)となっているので注意が必要です。

ここからはWindowsの場合で説明をしていきます。

MediaInfo

MediaInfoがダウンロードできたら、インストールを行います。

1.ダウンロードしたexeファイルを開く

MediaInfo

2.言語選択の画面になるので、「日本語」を選択して「OK」をクリック

MediaInfo

3.インストール先を選ぶ画面になるので、インストール先を選択して「インストール」をクリック

MediaInfo

4. インストール終了すると完了画面となるので、「完了」をクリック

MediaInfo

MediaInfoの設定

スタートメニューからMediaInfoを見つけて、クリックします。

MediaInfo

メニューバーの「Options」>「Preferences...」をクリックして、設定画面を開きます。

MediaInfo

「 Language 」のプルダウンリストから「 日本語 」を選択して「 OK 」をクリックしてください。メニューなどの言語は日本語に変更しました。

MediaInfo

【情報の表示方法などの設定】

オプション → 設定 → セットアップをクリックします。

設定画面で次のような設定ができます。

MediaInfo

・出力フォーマットをプルダウンリストから選べます。
・「シェルに結合(右クリックメニューに登録)」をチェックすると、動画フォルダを右クリックすると出るメニューにMediaInfoが入り、右クリックから起動できるようになります。
・「シェルに結合(フォルダ)」をチェックしておけば、フォルダから一括して取り込む場合は、右クリックからアクセスできるようになります。
・「シェルでインフォチップ(対応ファイルでツールチップを表示)」をチェックすると、マウスのカーソルをファイルの上に持っていったときにポップアップでファイル情報が表示されるようになります。

【表示形式について】

出力フォーマットの表示形式はメニューバーの「表示」からも変更できます。

基本、シート、ツリー、テキスト、HTML、などから選べます。自分の好みに合わせてカスタマイズもできます。表示形式によって、表示される項目が変わります。

MediaInfo

動画・音声ファイルのコーデックやビットレートを調べる場合は、次の4つがおすすめです。

・基本
「コンテナと全般情報」「ビデオ」「音声」の3つの項目について、大まかな情報が表示されます。

ファイルの種類、サイズ、時間、ビデオコーデック、オーディオコーデック、エンコーダとビットレート、解像度、フレームレート、コーデックが確認できる。

MediaInfo

・ツリー、シート、テキスト
基本よりもより詳細な情報を見ることができます。この3つは表示形式が違うだけで、表示される内容は同じです。

MediaInfo

MediaInfoの使い方

① MediaInfoを起動し、メインウィンドウで「コンテナと全般情報」の枠に直接ファイルをドラッグ&ドロップすれば、そのファイルの情報を見ることができます。あるいは、右上にある「ファイル」をクリックして、「開く」→「ファイル」/「フォルダ」を選択して、情報をチェックしたいメディアファイルを追加します。

MediaInfo

「シェルに結合」を設定してある場合は、情報を知りたいファイルにマウスカーソルを持っていき、右クリックして「MediaInfo」をクリックすると起動してファイル情報が表示されます。

「シェルでインフォチップ」を設定してある場合は、マウスカーソルをファイルの上に持ってくるだけで情報表示されます。

➁ 表示されている情報を出力することができます。

出力形式は、「CSV」「テキスト」「マークアップ言語」「メタデータ」などから選べます。

情報量と見やすさを考えると「テキスト」がおすすめです。

1.メニューバーの「ファイル」>「エクスポート」を選択するか、サイドバーのツールアイコンから「カスタム形式でエクスポート」を選択。

MediaInfo

2.エクスポートの画面が開いたら、出力するファイル形式をタブから選び「OK」をクリック。

MediaInfo

MediaInfoの見方

MediaInfoで表示される項目は次の3項目に大きく分かれています。

①全般
②ビデオ
③オーディオ

それぞれの中で表示される項目の一部について紹介します。

① 全般

MediaInfo

・完全名称:ファイルの置かれている場所
・フォーマット
・ファイルサイズ
・ながさ(再生時間)
・オーバルビットレート

映像と音声を合わせた全体のビットレートのこと。総ビットレートとも言います。
ビットレートとは1秒当たりのデータ量のことで、一般的に値が大きいほど「高画質」「高音質」となります。解像度と比例します。

・ビットレートのモード
・使用したエンコーダ

エンコーダとはデータを圧縮するのに使用するソフトウェアです。

② ビデオ

・フォーマット
・コーデックID

MediaInfo

例えば「MJPG」となっていたら「MotionJPEG」コーデックのこと。
・ながさ
・ビットレート

画像が低ビットの場合は「ブロックノイズ」が発生しやすくなります。
・幅
・高さ
・解像度
・フレームレート

1秒当たりのフレーム数で、この値が高いほど滑らかな動画になる。

パラパラ漫画をイメージするとわかりやすいかもしれません。同じ動きでも5枚のパラパラ漫画と10枚のパラパラ漫画で比べると、10枚の方が動きは滑らかですよね。

フレームレートが倍になるとビットレートも倍になります。

・color space
 色の表し方が「YUV(YV12)」形式なのか「RBG」形式なのかを表示。
 YUVはファイルサイズを小さくするために、色を間引いて明度と輝度で表現しているのに対し、RGBは未圧縮で赤・緑・

青の三原色を組み合わせて色を完璧に表現しているという違いがあります。
・ChromaSubsampling
YUV(YV12)形式でのビットの割り当ての仕方

・BitDepth/String
1フレームをどれだけのbit数で表すのかを示した数値。ビット深度、色深度とも呼びます

・スキャンの種類
「インターレース」か「プログレッシブ」かを示します。インターレースはプログレッシブの半分のファイルサイズで同じ滑らかさで表現できるようにしたものです。一時停止時に画面がブレたり、プログレッシブで再生されると横線が入り、滑らかさのない動画になってしまいます。

③ オーディオ

MediaInfo

・フォーマット
・コーデックID
・ながさ
・ビットレート
・ビットレートモード
 「CBR(固定ビットレート)」、「VBR(可変ビットレート)」、「ABR(平均ビットレート)」のどれかを表示
・チャンネル
・サンプルレート
・フレームレート

これらの情報を知ることで、動画再生できる環境を整えたり、動画編集時に活かすことができます。

まとめ 万能ではないけれど、とても便利なMediaInfo

MediaInfoについて紹介しました。

設定をしておけば、カーソルをファイルのうえに持っていくだけで自分の好みの表示形式で情報が示されるので、大変便利だと思います。

様々な動画を集めて再生したいときや、動画編集をするときに活躍するはずです。

メディアファイル情報を知るのに便利なソフトウェアですが、フォーマットやコーデックの種類によっては表示されないデータがある点には注意が必要です。その場合には、別のコーデックチェッカーを試してみましょう。