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YouTube動画における字幕活用術

2021-11-25 / Hanagi

YouTubeの字幕は、映像に含まれる音声情報を補助するためだけのものではありません。YouTubeの再生回数を稼ぐ手段の一つとして重要視されている、VSEOを高めるべく字幕機能を活用する方法もあります。ここでは、YouTubeの動画を配信・視聴する際の、字幕の活用方法について解説します。

目次

映像における字幕機能の重要性とは?

youtube 字幕

首都圏においては、計239日(約8ヶ月)にも及んだ外出自粛期間において、自宅で楽しむ動画視聴サービスの利用者数や、テレビの視聴率は一気に増えたといわれています。2020年4月に15周年を迎えたYouTube公式ブログには、毎分500時間の動画がアップロードされ、月間利用者数は20億人を超えたと書かれています。

近年の日本では、家族全員が、なんらかのモバイル端末を保有しているという状況も少なくない中、限られた空間のなかでそれぞれが映像や音楽を楽しむためにも、字幕による情報の補助は必須となっているように思われます。

私たちがYouTubeを利用する場合、ファーストページに表示されるおすすめ動画だけを閲覧することはほぼないでしょう。大抵の場合は、目的をもってサイト内検索を行うはずです。この時重要となるのが、動画につけられたタイトルとハッシュタグ、説明文、字幕、タイムスタンプなのです。

テレビCMやYouTubeなどの映像コンテンツは、ごく短時間のなかに、実に多くの情報を盛り込むことができます。一方で、会話や音声がメインとなる映像コンテンツでは、音声そのものが不明瞭だと、視聴者に内容が伝わらないという危険性を伴います。こうした状況を回避するためにも、動画作成者が字幕を用意する必要があるのです。

YouTubeに表示される字幕の種類の紹介

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現在(2021年11月)、YouTube上で利用できる字幕は、動画の所有者が自らの手で字幕を追加するものと、自動字幕起こし機能のみとなっています。かつては視聴者による翻訳機能も提供されていましたが、利用率の低迷とスパム報告の多さから2020年9月28日をもって廃止となりました。

YouTubeが提供している自動字幕起こし機能は、機械学習アルゴリズムによって自動生成されたものとなるため、実際の音声とは異なる場合があります。例えば、「茨城6区」は「茨城ロック」、「応じました」が「応じますたん」といった具合になります。一部のネットユーザーの間では、自動字幕起こし機能を使うとシリアスな話も爆笑トークに代わると話題になっています。

動画作成者が字幕を追加する場合には、二つの方法があります。一つは、YouTubeの動画編集画面上で、テキストを追加する方法。もう一つは動画編集ソフトで、直接文字を埋め込んでしまう方法です。こちらに関しては、後のトピックスで詳しく解説します。

YouTube動画の字幕を表示・非表示にする方法

視聴者としてYouTubeを利用していると、どうしても字幕を表示させた方が良い状況になることもあるでしょう。公共の交通機関を利用している最中や、音声が不明瞭な場合が該当するかと思います。

パソコンで動画の字幕を表示させたい場合は、視聴画面の下部に表示されている[字幕(c)]を一度だけクリックする、もしくは設定アイコン(歯車マーク)をクリックして、メニューを操作します。設定アイコンをクリックすると、[再生速度]や[画質の変更]などと共に[字幕]が表示されます。[字幕]をクリックすると、さらに[字幕オフ]、[字幕(自動生成)]が表示されます。目的となる字幕言語を選択すれば、画面上に字幕が表示されるようになります。

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パソコンでは動画を読み込む際、視聴画面の下部にアイコンが表示されているかと思いますが、スマートフォンやタブレット端末などでは画面サイズが限られているため、メニューバーは通常、非表示になっています。この場合は、動画の画面上を一度タップし、一時停止の状態にすることで、メニューを表示させることができます。

画面右上部に表示される[]をタップすると、別ウインドウで、動画の操作を行うオプションメニューが開きます。メニューの中の[字幕]をタップすると、[字幕をオフにする]、[日本語(自動生成)]といったメニューが表示されます。

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画像出典:appli-world.jp

なお、動画所有者が、動画をアップロードした際に行う、[動画の詳細設定]にて[言語とキャプションの認定]の[動画の言語]を指定していない映像には、字幕に関する項目は表示されません。

YouTube動画の字幕に色をつける方法

視聴者として動画を再生する際に表示するテキストは、自身が視聴しやすい色彩に変更することができます。

・パソコンの場合

視聴画面下部に表示される設定アイコンをクリックします。ポップアップメニュー内にある、[字幕]を選択すると、字幕の種類を選択する表示に切り替わります。メニューの横に表示されている[オプション]リンクをクリックします。

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するとフォントのサイズや、色、ウインドウの色と透過度、文字装飾スタイルなどを変更することができるようになります。動画の冒頭、数秒間を読み込むとメニューバーは非表示になりますが、カーソルを画面上に移動させると再表示されます。

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・スマートフォンの場合

YouTubeアプリを起動した際に、[]アイコンが右上上部に表示されていることを確認してください。こちらをタップして、アカウントメニューを開きます。メニュー内表示されている[設定]を選択してください。

メニューをスクロールしていくと、[字幕]項目があります。こちらを選択していただくと、字幕のサイズとスタイルを変更することができます。字幕設定に対応していないアプリケーションもありますので、その点のみご留意ください。

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画像出典:https://sumahosupportline.com/

自作のYouTube動画に字幕をつける方法

自作の動画の場合、音声が含まれていなくても、字幕をつけることができます。

YouTubeが提供している字幕表示機能を利用する場合は、YouTube Studioより編集を行います。この場合は、既存の字幕自動生成機能に頼らないため、視聴者へ正確な文言を伝えることができます。しかし、視聴者のアカウントが、[字幕の表示をしない]に設定されていると字幕は表示されません。どうしても字幕を表示させながら視聴してほしい場合は、字幕表示を促す文面を、タイトルや説明欄に記載しておくとよいでしょう。

ここからは、YouTube Studioを使用して動画に字幕をつける方法を具体的に説明していきます。

・ 最初に画面右上部に表示されているアカウントアイコンをクリックし、メニュー内にある[YouTube Studio]を選択します。あるいは、[チャンネル]ページに表示される、[動画を管理]をクリックすることでもYouTube Studioに画面を切り替えることができます。

・ 字幕を追加するには、新規アップロード時の[動画の要素を決定する]ページにて、すべての作業を行ってしまう方法と、一度アップロードした動画を編集する方法とがあります。

既存の動画の編集画面を開き、各動画の詳細ページをスクロールしていくと、右側に[エディタ][コメント][字幕]などの項目が表示されています。[字幕]を選択して、右側の「追加」をクリックします。

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ファイルをアップロード]、[自動同期]、[手動で入力]が表示されます。

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編集を行いやすいと思われる順番で、それぞれの作業手順を解説します。

ファイルをアップロードする]を選択すると、タイムコードのあり・なしを選択するウインドウが表示されます。テキストエディタで作成した、拡張子が「.srt」「.sbv(.sub)」「.mpsub」「.lrc」「.cap」のファイルのみが利用できます。

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文字起こしと自動同期]を選択すると、[話されている言葉を入力]とあるフォームが表示されます。文字起こしは自分で行う必要がありますが、タイムコードを自動で設定してくれますので、文字ファイルが手元にある場合は、こちらを利用するのが効率的です。

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新しい字幕を作成する]を選択すると、文字を入力するフォームと、タイムコードが表示されます。[+字幕]をクリックすると、入力フォームが追加されます。字幕を入力したら、タイムコード上で、表示時間を調整していきます。動画の時間にもよりますが、一度自動同期をした後、字幕表示時間の微調整をこちらで行うことをお勧めします。

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最初から字幕ファイルを作成することが難しいという場合は、先に[自動同期]を行います。自動同期を行った動画の字幕を再編集すると、[テキストとして編集]というメニューが表示されるようになり、作成された字幕ファイルをダウンロードすることができます。

YouTubeのアカウント設定や個別設定に頼らず、字幕を表示させたい場合は、動画そのものに字幕を埋め込んでしまう方法をお勧めします。その際は、無料で提供されているPower Directorや、DaVinci Resolve、ライセンス料金が必要となるAdobe Premiere Proのような映像編集ソフトを利用します。ソフトを利用すれば、エフェクトや効果音、著作権フリーな音楽の挿入なども行えるため、よりクリエイティブな映像で、他の動画との差別化を図ることができます。

まとめ

利用者が増えるにつれ、動画も同様に、ウェブページの検索結果上やYouTubeのお勧めページに掲載されるようなVSEOを行う必要性が高まってきています。現在、YouTubeが採用しているSEOシステムは、Googleが使用しているシステムほどは精緻でないとされています。内容に適した情報を掲載し、視聴者を引き込むことができれば、お勧めページへの掲載も叶うかもしれません。まだまだ競争相手が少ないマーケットであるからこそ、今のうちに手を打ってみてはいかがでしょうか。